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皆様はビタミンDを普段意識して摂取されているでしょうか?

ビタミンDは魚介類の摂取や日光浴をすることにより、日常的に取り入れることは可能ですが、一日の必要量にはなかなか満たないのが現状です😲

日本人の約8割がビタミンD不足(30ng/ml未満)の状態であると報告されており、ビタミンD不足の状態では以下のような様々な疾患が引き起こす恐れがあります。
・血液中のビタミンD濃度低下により腸管からのカルシウム吸収が阻害され、それにより血液中のカルシウムが不足。体はこの状態を避けようとし、骨に蓄えているカルシウムを溶かして血液中へ引き出すことに。その結果として骨密度が減少。

このことから、ビタミンDをしっかり摂取しておくことが骨密度低下を予防するのにとても重要ということがわかりますね💡

特に成長期のお子様やご高齢の方には骨密度低下を防ぐことはとても大事です。

また、ビタミンDが低下すると下記のような症状も。
・脳梗塞(ラクナ梗塞)の頻度が高まる傾向。
・高齢者の心不全発症リスクが高まる。
・現在の研究では、『血中ビタミンD濃度が低いと動脈硬化が進むリスクが高い』と考えられている。

・糖尿病を発症しやすい
・発がん(乳がん、肺がん、大腸がん、肝臓がん)リスクが高まる

花粉症(アレルギー性鼻炎)や喘息、慢性蕁麻疹などのアレルギー疾患の症状が悪くなる(ビタミンD摂取で症状軽減が期待できる)

特に若い女性は美容の観点から日々のUVカットの意識が強く、また食事制限の影響でビタミンDが不足している傾向が顕著であり、将来の骨粗しょう症リスクにつながることもあるので積極的にビタミンDサプリメントで補う必要があります。
血中ビタミンD濃度の低さと認知機能の低さには相関関係があり、認知症患者では健常患者より血中ビタミンD濃度が低い傾向があります。

ビタミンDを補充することでいろいろな感染症が予防できる可能性があり、死亡リスクが低くなる可能性があるということも指摘されています。

つまり、長生きするためには、血中ビタミンD濃度を30ng/ml以上に保っておくのが重要であるということなのです。

食品や日光浴でもある程度のビタミンDは摂取できますが、ビタミンDのもとになるプロビタミンDを日光浴などから体内で作る能力は年齢が上がるにつれて低下し、高齢になるほど血中ビタミンD濃度は低くなるので、高齢者においてはサプリメントによるビタミンD補充は健康管理の上で必須なのです。
ビタミンD欠乏症は高齢者だけの問題ではありません。

若年者でも性別を問わず大半の人がビタミンD不足~欠乏症の状態にあります。

ちなみに当院職員に対し血液検査でビタミンD濃度を調べたところ、院長以外の全員(20代~70代)がビタミン欠乏に近い状態でした…!

(院長は数年前から毎日ビタミンDサプリメントを摂取しているので、一人だけとても高い数値でした)

ビタミンはあらゆる疾患に対して予防的(寿命を延ばす方向)に働く可能性が高く、年齢を重ねても若々しく元気に自分の足で歩き続けるためにも、なるべく早いうちからビタミンDを摂取し、血中ビタミンD濃度を維持しておくことが非常に重要なのです。

なお、ビタミンDサプリメントはほかの健康食品と違い、ひと月分で1000円にも満たないので非常に安価です。

効果の実証されていない高額の健康食品を買うのなら、世界中で有効性が実証されているビタミンDを摂取されることを強くおすすめします。

ビタミンDサプリメントの吸収率には個人差が大きく、血中ビタミンD濃度(25(OH)D3)を適宜計測し至適範囲内(40~80ng/ml)に保つように摂取量を調節していくことが大事です。

ご自身の現在の数値を知りたい方はお気軽に院長または受付までご相談ください✨

当院ではビタミンD濃度血液検査代は3000円(自費・税込)です。

※骨粗しょう症の方は保険適用可

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また、院長が厳選したサプリメントも当院でご購入可能です。

773円(税抜)/個で受付で販売中✨

※約1か月分。ご自身のビタミンD濃度の数値により摂取量は異なります

ビタミンDについての詳細記事は、当院の受付でも配布しているのでぜひ待合室でご覧ください。

 

参考文献:(この本は本当にお勧めです。)

満尾 正 医者が教える最高の栄養 ビタミンDが病気にならない体をつくる